2016-06-26 出張人狼カーニバル in 京都


 先日のことな人狼に続く遠征2日目は京都での催しです。 月2回ペースで人狼会に参加していますが、6月は京都遠征月間にしようと、 6/12(日)の京都の丹波橋人狼と本日6/26(日)の出張人狼カーニバル in 京都へ参加を決定。 伊勢からのアクセスが、大阪に比べて京都は少しだけ近いのでありがたい限りです。
 ところが、丹波橋人狼にことな人狼会の主催さんが参加されていたのが縁で、昨日6/25(土)ことな人狼(兵庫県西宮市)へも参加を決意。 大阪より近いという理由で参加したのに大阪を飛び越えて兵庫県西宮市へ、そこから京都市下京区へと2泊3日の強行スケジュールとなりました。

 人狼カーニバルは様々な種類の人狼卓が楽しめるお祭り。そもそもカーニバルとは謝肉祭というカトリックのお祭りだそうです。 「日々人狼の犠牲(肉)となる村人たちのお祭り」と考えるとピッタリなネーミングですね。 アルティメット人狼・席替え人狼・ヤクザ人狼・箱庭の人狼・申請人狼など変わり種人狼が盛りだくさんで、 普段プレイした事の無い人狼ゲームを楽しむにはうってつけのまさに「お祭り」でした。 参加者は50人ほどはいたと思いますが、昨日のことな人狼以来半日ぶりの『タカ』さんをはじめ、今までの遠征で知り合ったプレイヤーさんも一緒で、 またこれまで顔を合わせた事が無かったツイッターのフォロワーさんとも会う事が出来て、 遠征だけどアウェー感は全くないリラックスした環境で合計4ゲームを楽しみました。

 また、人狼ゲームの合間の休憩にふと他の人プレイヤーの『アルティメット人狼』を観てみようと思い立ち見学することに。 TLPT舞台を観劇に行ったり、アルティメット人狼の動画は視聴したことはありますが、一般プレイヤーのアルティメット人狼見学は初めてでした。 元来私は役職フルオープン状態のいわゆる神視点で観るのが大好き。役職推理の楽しさはありませんが、こういう立場(役職)でこういう発言をしたんだー というのが判るととっても面白いんです。それに、推理しながら観ると脳みそがとっても疲れて気軽に視聴できないんですよね。 いわゆる映画を字幕版ではなく吹き替え版で観るという感じです。 ニコニコ動画配信では、神視点で配信するとコメントが荒れる元になる(※役職把握している視聴者が、プレイヤーの発言に異議を唱えたり戦犯探しをする)ので、 神視点配信が減ってきているのが残念なところです。
 話を戻しますが、見学した試合は初日【人狼】が処刑され、 占い騙りで出た【狂人】もあまり真を取れていなさそうな狼不利な状況だったのですが、 なんとか最終日3人までラストウルフが残り続け、狼陣営の逆転勝ちというドラマチックな展開でした。
 確白状態で最終日を迎え選択を外してしまったプレイヤーさん(以下『選択』さん)は処刑者を選ぶときも迷いに迷って迷いまくっていました。 私は『選択』さんの背後から見ていたので表情は全くわからなかったのですが、終わった後緊張で震えて顔が紅潮しているしているのが良く判りました。 『選択』さんから「最終日に残ったのは初めてでしたが、どちらが【人狼】判りましたか?」と問われ、 役職を把握して見学していたこと・あの状況で当てる自信は無かったこと素直に話した上で、最終日こそが人狼の醍醐味だと伝えました。 試合後の感想戦も皆イキイキとしてて、全力でプレイしてたんだなーというのが伝わってきて感動ものでした。


第1回戦目 13人村で充分に推理し切れなかった村人 

狼3、狂1、占1、霊1、騎1、村6、

 本日の第一試合は、受付時に迷う事無く参加を選択したアルティメット人狼卓です。 アルティメット人狼とは投票は順番任意の自由投票かつ投票者は投票時に発言可能という、 とことん議論して喋っていくスタイル。私が好きなゲーム形式です。
 今回はこの前丹波橋人狼で同席した『ささき』さん『かおる』さん『りえぞう』さん『タカ』さんらと同卓。 『ささき』さんは推理力・分析力に優れ、『かおる』さんは誰かを陥れるような発言の無い純粋な人。 『りえぞう』さんはバリバリのドライブマンスタイル。『タカ』さんは前回や前々回のレポートでおなじみ? というようにアウェイではありますが、ある程度の事前情報を持った上でのゲーム開始。
 「情報戦という見地からは圧勝」してたはずなのですが、 いかんせんその情報を扱うのが天才・赤木しげるではなく凡人・『くわーく』であったため、 情報を生かしきれず、あまり推理もぱっとせず、結論から言うと2日目に処刑死となってしまいました。

 順次役職カードが回っていき、それぞれが自身の役職をチェックしていきます。自分もチェックすると【村人】。 ふと左隣の『りえぞう』さんを見ると右側をめっちゃガン見! そして初日開始とともに『りえぞう』さんが私の右隣にいる『ゆうや』さんに対して「カード引いたときの挙動が怪しかった。」と発言。 それに対し『ささき』さんが「それをわざわざ言う必要は無い。狼に噛み先を伝える【狂人】のように思える。」と発言。 この2つの発言を聞いた私の初日結論は「両者とも【村人】の可能性が高いが、対立している両者のどちらかが人外という可能性もある。」という希望的観測
 さらに初日夜に『ゆうや』さんが処刑死した2日目は「『ゆうや』さんを噛む事により『りえぞう』さんに疑いをもたせる『ささき』さんが怪しい。」という結論に。 とは言ってみたものの、実際2日目の議論では誰も『りえぞう』さんを追い込むような発言はなく違和感ありまくり。 かといって他に軸になるような推理も無く、私『くわーく』と『ささき』さんの決選投票へ。 ここに至っては『ささき』さんは村側陣営にしか見えなかったのですが最早どうしようもなく、投票結果は私『くわーく』が処刑死でした。
 ゲーム結果は狼3残りの村惨敗。初日噛まれた『ゆうや』さんは【騎士】で『ささき』さんと『りえぞう』さんは共に【村人】でした。 多数の希望者さんがいる本日では複数回プレイすることも出来ず、2日目退場となったので正直消化不良気味です。 しかし、逆に1戦しか出来ないからこそ、【村人】も生存意欲が強まるという作用があるのではとも思いました。

 さて、ここからはここからは反省点を挙げていきます。人狼カーニバル終了後に見た『北摂人狼』さんのツイートで、 【人狼】役職での上手いプレイヤーについて「1日目で村役職を把握し抜きに来る。」 という金言がまさに目から鱗。今まで自分が【人狼】のときには【村人】目線を心がけ、 誰が村陣営に相応しい発言をしているか・誰が狼に仕立て上げるのに相応しいかということは考えていましたが、 勝負噛みするときはすでに【騎士】がいない事を願って噛んでいて、【騎士】をはじめとする潜伏役職に思いをめぐらしたことはなく、 さりげない会話で役職を把握しようとする試みもしたことはありませんでした。
 振り返って考えてみると、初日の『りえぞう』さんの「カード引いたときの挙動が怪しかった。」発言についてですが、 『北摂人狼』さんのツイートに照らし合わせると、狼の注目を浴びてしまうこの発言はリスクのある発言なんだと気付かされました。 私には狼が役職者を狙っているという視点が完全に抜けていました。
 このことを含めてあらためて考え直すと、『りえぞう』さんが【人狼】であれば黙って噛みに行けばよく、発言する必要は無いということになります。 次に【狂人】であれば間違って【人狼】を名指しする可能性もあるものの、 もしそうであってもとりあえずは名指し者には投票せず、今後名指しした人物の言動に注目し続けて狼置き(狼と推定すること)するか判断していけばよく、 名指し者が役職者であって狼が噛んでくれれば【狂人】の仕事は果たせるので、発言する価値はあると思えます。 最後に【村人】であれば発言者が名指しをするリスクを承知しているかを判断する必要があります。 上記ツイートで発言のリスクに気付かされましたが、私もよくリアクションに関する発言はしていましたし、 無口だと処刑されるのでとりあえず気付いたことは発言しておきたいんですよねー。 ということで【村人】の場合はリスクを考えずに無邪気に発言してしまう可能性もありえます。
 さて、事前情報を得ている『りえぞう』さんは、前回の丹波橋人狼で【村人】であるにもかかわらず【占い師】っぽさを醸し出して狼の的になることにより、 身を挺して潜伏【占い師】を守ったという上手いプレイヤーさんです。なので発言のリスクに関して充分理解しているはずだと思えます。 という事は『りえぞう』さんを【狂人】置きという『ささき』さんと同じ結論に辿りつきます。 (※実際は『りえぞう』さんは【村人】であり、リアクション発言は「しない方がよかったなー。」とプレイ終了後に言っていたことは付け加えておきます。) 違うのは『ささき』さんは初日にその結論に達し、私は遅まきながらゲーム終了後に気付くという、プレイヤー力の差が露呈したことでした。
 纏めると、カードリアクションに関する発言が合った場合は、まず発言者がリスクを承知しているかにより【村人】か【狂人】かを判断し、 それを咎める発言があった場合は、前述の判断により咎めた人を【村人】か【人狼】かを判断していくことになりそうです。


※『 』はプレイヤーネームです。【 】はそれぞれ【村陣営】【狼陣営】【第三勢力】の役職です。