2016-06-25 ことな人狼会 in 兵庫
今回は兵庫県西宮市まで遠征です。先日の丹波橋人狼で一緒にプレイした『ふるてぃ』さん『ようすけ』さんたちの主催会ということで参加を決意。
上記の２人に加えて『ニクス』さん『ぶっさん』さんを加えた４人も主催メンバーがいます。
ことな人狼会とは「こども」＋「おとな」の造語で、初心者向けの人狼会です。
初心者向け人狼会は各地で開催されていますが、ことな人狼会が初心者向けとして良いところは、
１卓にメンバーが４人という手厚いサポート体制です。
まずゲーム前のインストラクション。インスト役のメンバーの説明中、他のメンバーが気付いたことをフォローします。
ゲーム形式や細かい点のフォローを質問受付中に質問形式で聞いてくれるので、
参加者も気軽に質問しやすいとても良い雰囲気作りが出来ていたと思います。続いてゲーム中もＧＭ役に１人。
他のメンバーはプレイヤーとして参加したり、ゲーム運営のフォローに回ったり、
また、ホワイトボードに役職ＣＯ者一覧、投票先一覧情報を書き出してくれる至れり尽くせりのゲーム環境でした。
ことな人狼会のルールは
- 知らない人がいるかもしれない人狼用語は一切使わない
- 村人が役職について嘘をつく（村騙り）禁止
- 役職を一斉に出させるのは非推奨
- 議論時間の短縮は行わない
それに加えて初日の議論時間が10分と、 初心者さんが話しやすく、かつ名乗り出る（騙れる）環境になっています。
第１回戦目 100戦無敗の男！？（１１人村の村人）
・狼２、狂１、占１、霊１、騎１、村５、
ゲーム前の自己紹介で人狼歴を順番に話すことになり、早いもので対面人狼を始めてから１年以上が経過したのだなーとしみじみ。
こんなところで初心者騙りしてもしょうがないので人狼経験100戦と素直にＣＯ（カミングアウト）。
もちろん上には上がいるもので、人狼経験８年の『秋野』さん。オンライン・対面合わせて1300戦の『ニクス』さんなどのベテランプレイヤーも参戦。
一方、人狼は見る専で本日初プレイ・オンライン経験のみで対面初参戦・数ゲームの経験のみなどの初心者プレイヤーさんも参加。
まさにゲーム数の高低差ありすぎて耳キーンなるわ！状態の取り合わせで第１回戦スタート。議論時間は長めの10分です。
多分初心者さんは緊張してＣＯしないだろうから、あえて初日ＣＯしない作戦を提案しようと思っていましたが、
開始早々占いＣＯが入りましたので、発言を飲み込んでしばし静観。『秋野』さんが進行役となり、会話が途切れる事無く和気藹々と議論が進みます。
前回から自分のプレイスタイルをカットマンスタイルと分析している私はそのまま静観。
そのまま発言せず議論時間も残り半分の５分。これまで無口と言われ処刑されるという経験だけは豊富に持つ私には、
100戦とぶちあげておいて喋らない現状では初日処刑は目に見えています。回避するためにはこれからアクティブにならなければいけないのですが・・・。
そのまま初日議論終了し投票タイムへ。予想通り私『くわーく』が最多得票で処刑に。
遺言可能なシステムなので、かねてより考えていた遺言を語ります。
「私は議論時間半分過ぎた時点でこの結果は予想していました。でもあえて喋りませんでした。
役職を処刑するよりはマシだと思ったからです。私は村人です。」
まだ初戦なのでガツガツ生存意欲を出さなくても、次戦以降から頑張ればいいと考えました。
100戦無敗・・・ではなく100戦無口な男による、自己犠牲って素敵やん！という話でした。
第４回戦目 １３人村で占い師の仇を取った村人
・狼３、狂１、占１、霊１、騎１、村６、
初日から占い師を出すか出さないかで議論は白熱。＜出したい派＞は６人とほぼ半数。私は＜出さない方が面白い。けど大体出てくるから好きにしたら？派＞。 ここで『タカ』さんが「初日処刑は＜出したい派＞へ投票しましょう。」と発言し、これに出したい派が反発。 さらに「＜出したい派＞が６人もいるのに出ない。つまり＜出したい派＞に【占い師】はいないので、ここを投票先にすれば【占い師】は残ります。」と続けて議論は紛糾。 前回のこともあるので 「『タカ』さんの言っていることの筋は通っている。」と擁護発言しておきます。 そんなこんなで＜出したい派＞から『山村』さんが、＜出したくない派＞から『秋野』さんが、合計霊媒２ＣＯ。 終了直前に＜出したい派＞から『中島』さんが占いＣＯして議論終了。投票時に『タカ』さんが占いＣＯ。＜出したい派＞から１人処刑されて夜を迎えます。
２日目昼。『山村』さんが襲撃され、霊媒ＣＯ者は『秋野』さん残り１人に。ここで占い結果を発表してもらいます。そのときの『中島』さんの発言が以下の通り。 「初日お告げは『秋野（霊媒ＣＯ）』さん。『山村（霊媒ＣＯ）』さんが襲われて、『タカ（対抗占いＣＯ）』さんが【人狼】と判ったので、『タカ（対抗占いＣＯ）』さんは占いませんでした。」 念のためにもう一度占い理由を聞いてみましたが同内容でした。これで『中島』さんが【人狼】確定です。 （※何故確定できるかの理由は後で記載します。） 早い段階で狼が見つかって良かったーと思いながら、私と『タカ』さんとで熱弁を揮います。結果は見事『タカ』さん処刑となり夜を迎えます。
えっ？
【占い師】がいなくなってしまった・・・。
正直『タカ』さんが処刑されることだけは全く想像していなかったので動揺。
『秋野』さんが霊媒結果を黒出し（※『タカ』さんを【人狼】と宣言すること）しようと、明日は何が何でも『中島』さんを処刑しなくては！
でも黒出しされたらキツい展開になりそうだ・・・。と考えながら夜のターン眠りにつきます。
ちなみに１１人中『中島』さんへの投票は２票。『タカ』さんへの投票は３票。私はグレー（※占われてない人）に投票。
私がグレーに投票したのは、昼間の議論で占い師へ投票する流れになっていなかった（と思った）から。
『タカ』さんが圧倒的に票を集めたわけではなく『中島』さんと僅差ではありました。
３日目の昼。『秋野』さんの霊媒結果は白で、黒出しされなかったことに安堵。 『秋野』さんの【霊媒師】真贋にはあえて触れず（※『秋野』さんが真【霊媒師】未確定の事実に触れると『タカ』さん黒の可能性が露わになるので）、現在この村で信用できるのは『タカ』さんに白出しされた２人のみである事。 本日は『中島』さんへ投票すべきだと強行に主張して何とか処刑に成功。 役割を終えた私はその後襲撃死しますが、残った村の皆さんで狼を駆逐してもらい、村に平和が訪れました。
さて、「初日お告げ『秋野（霊媒ＣＯ）』さん。『山村（霊媒ＣＯ）』さん襲撃死。 『タカ（対抗占いＣＯ）』さんが【人狼】と判明したので『タカ（対抗占いＣＯ）』さんは占わず。」 この発言が【人狼】確定の理由ですが、『タカ（対抗占いＣＯ）』さんが 【人狼】と判明したタイミングに矛盾があるためです。
- 『中島』さんが真【占い師】の場合、
『タカ（対抗占いＣＯ）』さんが【人狼】と確定するのは
２日目朝起きて『山村（霊媒ＣＯ）』さんが襲撃死したことを知ってから。 - 『中島』さんが初日夜のターンに起きて占い先を決めるとき
『山村（霊媒ＣＯ）』さんはまだ生存中で、
『タカ（対応占いＣＯ）』さんは狼とは未確定。 - 『タカ（対抗占いＣＯ）』さんが【人狼】という、
思い違いやうっかりミスは、たとえ初心者であろうとも
占い時に『山村（霊媒ＣＯ）』さんが着席中という状況では
視覚的・論理的に起こりえない。 - この主張が出来るのは自身が【人狼】で、
『タカ（対抗占いＣＯ）』さんが真【占い師】と確定し黒塗りするため、
『秋野（霊媒ＣＯ）』さんをお告げ対象とし、
『山村（霊媒ＣＯ）』さんを襲撃すると決めた狼の思考に他ならない。 - 仮に『中島』さんが【狂人】で【人狼】騙りしたとしても
『山村（霊媒ＣＯ）』さん襲撃死で初めて知りえた状況から
すぐにこの発想には至り難い。かつ【人狼】騙りで身代わりに
なることには成功しても真【占い師】が判明するデメリットもある。
次に何故『タカ』さんが処刑されてしまったか考察します。
まず理由の第１に、『タカ』さんへ共有されていなかった情報があるという事です。
それは各プレイヤーの人狼歴です。
第１回戦目の自己紹介で、初対面人狼のプレイヤーや経験回数が少ないプレイヤーが多いことを私は知っていましたが、
３回戦目から参加の『タカ』さんにはその情報はありません。
初心者さんということは【占い師】・【人狼】経験が無い（少ない）ということです。
経験者卓でしたら上記１の説明をすれば全て判ってもらえますが、今回は３～４程までは説明する必要があると考えていました。
理由の２つ目に主張方針の違いです。私は主張材料として≪【人狼】と判明したタイミングの矛盾≫
の一点突破で充分だと考えていました。理由はプレイ経験に関らず論理的に「有り得ない」からです。
一方『タカ』さんは≪『中島』さんが初日議論終了直前でようやくＣＯした事≫や≪初日議論中や初日投票時にお告げ先を言わなかった事≫
（※２日目に初めて初日お告げと２日目占い先を発表しました） などを主に【占い師】として「有り得ない」と主張していました。
しかし、私が思うに『タカ』さんの主張内容は「有り得る」か「有り得ない」かでいうと残念ながら有り得ます。
これこそ初心者のうっかりミスで起こり得ることですし、個々で経験を積んでいくことなのです。
実際の２日目議論では、は私が上記１を説明し終えたところで後を継いで『タカ』さんの主張を述べます。
プレイヤーの人狼歴情報がなかった『タカ』さんは、おそらく私の１の主張で皆さんに全て理解してもらえたと思ったのでしょう。
結局私の主張は２を説明出来たか出来なかったかくらいで議論は終わり、投票対象も会議で決まっていなかったのでグレー投票することに決めました。
そして『タカ』さんの主張内容で「有り得ない」と聞かされた初心者さんたちは「人は誰でもミスするもの」と思い、
『タカ』さんが「真占いを攻撃する【人狼】」と見えてしまったのではないでしょうか？
ちなみに『タカ』さんへの投票者は全て村陣営でした。
第５回戦目 １５人村で色香に迷って推理を外した哀れな村人
・狼３、狂１、占１、霊１、騎１、村８、
３回戦までは男だらけでしたが、４回戦から女の子プレイヤーが１人、５回戦にはさらに２人加わり議論も華やぎます。
「初日の投票先は女性陣に決めてもらおうかー？」なんて話していると女性陣の一人、４回戦から参加の『たりえ』さんが占いＣＯ。
初日のお告げ先を私『くわーく』と教えてくれます。 いきなりの告白 ではなくても若い女性からお告げをもらって
テンションはかなりアップ！思えばここが５回戦のピークでした・・・。しばらくすると対抗ＣＯ者が現れて私の確白状態は終了し、早速テンションが下がります。
せめて初日だけでも『たりえ』さん真占い＆確白ペア状態でいたかった・・・。
続いて２日目朝、対抗ＣＯ者が襲撃死して猛烈にテンションが下がります。
何故なら、【人狼】が占い真贋がついて襲撃した場合、『たりえ』さんが白出しした私が狼だから真贋がついたということになるからです。
（※『秋野』さんから『たりえ』さん狼の可能性の視点漏れを指摘してもらいました）
『たりえ』さん狼の可能性を全く追っていない時点で既に色香に迷っていますね。
２日目議論は当然私を処刑するかどうか。そして＜私を処刑したい派＞が多数！その主張は私を処刑して色
（※【人狼】判定か【人間】判定か）を見るというもの。
唯一『秋野』さんだけが「『くわーく』さんの色を見ても『たりえ』さんの真贋は判別出来ない（可能性がある）。」と私を擁護してくれます。
しかし投票結果は私『くわーく』と『秋野』さんとの決選投票という厳しい現実・・・。
ちなみに『たりえ』さんは何と私『くわーく』に投票しています。
決選投票の弁明で『秋野』さんは再び上記の発言を繰り返し「『くわーく』さんに投票するなら私に入れてください。」と締めます。
私も「『たりえ』さんだけは私を信じてください。」と発言。結果は『秋野』さんが処刑となりました。
このような展開になった以上、私は襲撃されることはないでしょう。『秋野』さんに貰ったこの命を無駄にしないと心に誓います。
続く３日目。＜私を処刑したい派＞は『みみもん』さんと『タカ』さんの２人。
「私を処刑しても結果は白しか出ないです。白と出た場合はどうするのですか？」と『タカ』さんに聞いてみると「そうなったらそのときに考えます。」との返事。
そんなことに貴重な吊り縄を使うことは出来ないと必死に抵抗し、生き残るために誰が【人狼】か推理して発言し、何とか３日目以降まで生き延びます。
私の推理の詳細ですが、まず＜処刑したい派＞２人とも【人狼】というのはあからさま過ぎます。
なのでこのうち１人が【人狼】と仮定。これまでの言動から『みみもん』さんを【人狼】と推理。
続いて『たりえ』さんの真贋について。『たりえ』さんはお告げ先の私に投票していますが、前世の記憶（４回戦）では『タカ』さんに投票しており、
うっかりミスを起こしえると考え、占いＣＯのタイミングとも考え合わせて『たりえ』さんを真占いにおいて『たりえ』さんの占い先を狼候補から外します。
これらを除いた残りの陣営から『しば』さんをラストウルフと推理。事ある毎にこの推理を披露していました。
２ＧＪ（【騎士】の２回護衛成功）が起きて迎えた６日目。ここでテンションどころか私の存在意義すら危ぶまれる出来事が。
『しば』さんが【騎士】ＣＯし、護衛先は『タカ』さんと『みみもん』さんであることを告白。
私の推理は大ハズレ！＜『くわーく』処刑したい派＞は２人とも村陣営！散々狼判定していた『しば』さんは【騎士】！護衛先の２人は＜『くわーく』処刑したい派＞の急先鋒！
とダイレクトアタックを喰らい続け「もうやめて！とっくに『くわーく』の信頼度はゼロよ！」状態。
『たりえ』さんは【狂人】で、ここを真置きして占い先を除外したおかげで、
色香に迷ったおっさんみたいな最期になってしまいました・・・。何とか村陣営が勝利してくれたことだけが救いでした。
※『 』はプレイヤーネームです。【 】はそれぞれ【村陣営】【狼陣営】【第三勢力】の役職です。