2016-11-27 第9回 野洲人狼会/滋賀県野洲市


 野洲人狼会に前回参加したのは3月のことで、実に8ヶ月ぶりの野洲人狼会。 今回初参加のプレイヤーさんも数名いらっしゃるバランスの良い配分です。参加メンバーの半数は前回ご一緒したプレイヤーさん。 初見の完全アウェイ戦であれば序盤は静かに過ごすのですが、今回はある程度の情報がありかつ1回戦目に白確【共有者】となったので、いつもより発言量を多めのスタイルで行ってしまいました。 いつものスタイルを崩してしまった事が目立ってしまったのか、2試合目・3試合目は結構序盤に噛まれてしまいました。 自分のスタイルを貫くこと(私の場合は目立たないようにすること)は重要なことだと考えさせられました。


第1回戦 16人村で目のつけどころがシャープだが微妙にずれた共有者 

狼3、狂1、占1、霊1、騎1、村5、ハンター1、共有2、狐1
※初日占い有り。【騎士】の連続ガード有り。自衛なし。


 引いた役職は【共有者】で共有相方は『ふみや』さん。正直共有者はあまりやりたくない役職です。 進行が苦手なので初日に共有者COを募って仕切り位置へと据えられたり、あまつさえ初日処刑先1点指定を任されるのはとても嫌なのです。
 しかし今回は通常の占いCOの流れになったので一安心。しかし出てきた占いCO者は何と4人という荒れ模様の展開。 でもサクサクッと破綻占いOC者と【妖狐】がいなくなった3日目に【共有者】COの流れに。 ここまでの司会進行はグレーの『かず』さん。その求めに応じてCOしていいか判らなかったものの結局『ふみや』さんとともに二人CO。
 そのほかにもハンターCOを募り『TARO』さんがCOするという、グレーを狭めていく戦略で場は進み夜を迎えます。 (心得たプレイヤーなら人数が少なくなる前にハンターを襲撃するだろうなー。)と考えながら夜のターンを過ごします。

 迎えた4日目に襲撃を受けたのはハンターの『TARO』さん。ハンター能力で道連れにされたのは『にゅうきゃっと』さん。 この時点でハンター襲撃を選択するプレイヤーは、道連れにされた『にゅうきゃっと』さんの他には『かず』さんと『そーすけ』さん。 占いCO者はすでに確定【狂人】しか生存しておらず処刑対象ではあるのですが、 確定【霊媒師】からの情報により【人狼】が1人処刑されているため、 本日慌てて【狂人】を処刑しなくても1縄余裕があります。 ということで『かず』さんか『そーすけ』さん吊りを推してみると意見が採用され『そーすけ』さん処刑に。

 5日目は【霊媒師】が死体となって発見され、残念ながら『そーすけ』さんの色は判らず残り6人で朝を迎えます。 現在の内訳は【狂人】1、【共有者】2、グレー3。 【人狼】2残りの場合のパワープレイ防止のため、本日の処刑先は確定【狂人】に決定です。 ですので明日以降の処刑先を議論します。私の考えでは2【人狼】の内訳は多弁1に寡黙1。グレー3人の内訳は多弁1、寡黙2。
 私としては多弁(ハンター襲撃選択出来るプレイヤー)側は『にゅうきゃっと』さんと『そーすけ』さんと2回排除したので、 確率的にも『かず』さんは白置きというか『かず』さんが【人狼】だったら運が無かったと割り切って、今度は寡黙側に手を付けたいです。 ちなみに今夜は間違いなく私自身が襲撃死する確信があるのでこの考えを皆に伝えるなら本日しかないのですが、 考えた挙句伝えるのは止めて代わりに共有仲間の『ふみや』さんに「明日頑張ってねー。」と(無責任な)声援を送ります。 勝ちに行くなら自分の考えを余さず伝えるのがいいのですが、そもそもこの自分の考えが間違っていたらミスリードになるし、 最後に残る人たちで考えた方がゲームとしては面白いかなーという思いからです。
 予想通り自分が噛まれて退場し、最終日は『かず』さんが処刑されて村敗北。ラストウルフは寡黙側にいました。 ちなみにラストウルフを知らずに最終日議論を聞いていた私は寡黙側の1人を選んだのですが見事に外しました。 もし私が残っていても村敗北の結末は変わらなかったということでお後がよろしいようで。

 さてここでネタバレ解説をしていくと、多弁側の狼は『にゅうきゃっと』さん。ハンター『TARO』さんがキチッと仕事をしていました。 つまり4日目に私が提案した時点ではすでに多弁側の狼は居なかったのです。天国の『マサ』さんは「方向性は合ってるけどそこじゃない。」とやきもきしながら見ていたようです。
 振り返ると私の提案の仕方も少しまずかったです。『にゅうきゃっと』さんは既に排除されていたので「『そーすけ』さんと『かず』さんの2択」と発言しましたが、 「『にゅうきゃっと』さんを含めた3択のうちの残り2人」と範囲が3人であることを明示しておいた方が良かったです。 さらにこの発言をするなら発言しっぱなしではなく、上記5日目の時点でも責任を持ってフォロー発言をすべきだったかなーとも思いました。 目のつけどころはシャープでしたが、結局4日目の発言が遠因で『かず』さんへの疑念を持たせてしまったところが敗着となった1戦でした。


第4回戦 泣きながら売れ残りチケットを配るアイドル人狼 

双頭の人狼1、狼3、占1、霊1、騎1、村3 、ハンター1、共有2、女王1、監察医1、 アイドル1、黒幕1
※初日占い有り。【騎士】の連続ガード有り。自衛なし。

【双頭の人狼】=狼陣営。狼2人分とカウントする。
【アイドル】=第三陣営。占い・霊媒結果は白判定。 夜のアイドルのターンにチケットを1枚配る。生存者全てがチケットを所持すると勝利。 アイドルは役職カードとして配られるものではなく、ゲーム開始前の黒幕のターンに指名される。 元々の役職能力は失わずに役職兼任アイドルとなる(例:占い師兼アイドル)。
【黒幕】=第三陣営。占い・霊媒結果は白判定。 最初からチケットを持っているアイドルの支援者であり、アイドルを指名する文字通りの黒幕。 アイドルと黒幕はお互いを知っている。

 前回3回戦から始まったアイドル村。普通に【騎士】引いて普通に初日噛まれて退場。4回戦目も続けてアイドル村です。 【人狼】を引いて顔合わせ。【狂人】がいないので誰かが騙る必要があるのですが、 【双頭の人狼】に騙らせる訳にはいきません。潜伏したかったのですが『マサ』さんから騙ってよサインが来たので、 消極的な霊媒騙りを約束して人狼会議終了。しかしその後、黒幕『そーすけ』さんからアイドルのスカウトが。 華々しい芸能界デビューが約束されたので、昔の男からの騙り約束はブッチ決定です。 しかし芸能界とは厳しいところ、バラ色の未来を夢見ていたのですが現実は・・・。

 初日。とりあえず占いCO者を募りますが出てきたのは1人。 【人狼】【黒幕】も潜伏しているのが見えている私にはほぼ真【占い師】に思えます。 引き続き対抗COを募るも無し・・・と思いきや狼仲間の『マサ』さんが対抗占いCOします。 どうやら私が占い騙りをすると勘違いし(出る気ねーな、こいつ)と慌てて替わりに占いCOしたようです。(もっとも既に霊媒騙りもする気はありませんでしたが。) やはりCOタイミングがかなり遅かったので『マサ』さんの信用度は低いですが、さすがに初日から占いCO者に手をかけることはなくグレー投票の流れに。
 ここで華々しい芸能界デビューへの第一の誤算、何と【黒幕】の『そーすけ』さんが処刑! いきなり支援者とチケット1枚を失い半べそ状態で夜のターンを迎えチケットを配ります。 狼の襲撃⇒チケット配布の順番なので、確実に襲撃先を避けてチケットを配布できるのが唯一の救いなのですが、 試練はこれだけでは終わらず半泣きどころか全開ガン泣きとなる事態に・・・。
 2日目朝の犠牲者はハンターであり、【双頭の人狼】の『にゅうきゃっと』さんを持っていかれます。 2日目朝にして双頭のエースと最大の理解者を失うという考えられる限り最悪の展開に・・・。 加えてルール誤認(※解説1)もありもうお先真っ暗です。

(※解説1)チケットを生存者全員に配り終えた時点で勝利なのですが、 全員に配り終えてかつ自分の陣営(今回は狼陣営)が勝利する必要があると勝利条件を勘違い。 狼陣営の勝利が遠のく展開に絶望してしまいました。

 ルールを誤認したおかげで深い絶望に陥っていたため詳細は覚えていませんが、 ひたすら『マサ』さんを庇い続けたものの真を得られず結局『マサ』さん処刑。チケット配布先も1人処刑。仕方がないので真占いを噛みに行くというひどい展開。 華々しい芸能界はどこへやら、毎夜毎夜に売れ残ったチケットを押し付けていく地下アイドルの悲哀がただよう展開に・・・。
 狼仲間が全て全て排除されラストウルフとして残った後は、【人狼】のターンでGMの呼びかけに応じてひとり目を開け、続いて襲撃先を指定し、指示に従い目を閉じ、 すぐに【アイドル】のターンで再びGMの呼びかけに応じて再度目を開け、続いてチケット配布先を指定し、指示に従い再度目を閉じるという、 天国からは操り人形かコントにしか見えない夜を過ごします。それでも処刑されずあと一人のところまでもっていけたのは奇跡的でした。 役職ルールの把握をしっかりとしていれば勝ちの目もあったかも思うと残念ですが、今一度アイドル人狼をプレイしてみたいものです。


※『 』はプレイヤーネームです。【 】はそれぞれ【村陣営】【狼陣営】【第三勢力】の役職です。