『らす』さんとWEBサイト:人狼の勉強机


 どうも。最近は人狼戦術論のサイトを見まくって吊り数の計算を覚えて13人村の初っ端に「6吊り4人外!」 と発言してひとり悦に入ってる『くわーく』です。
 対面人狼を始めた当初から今までは極力人狼戦術論のサイトは見ずに過ごしてきました。 それは何故か?いきなり知識だけを詰め込んでも知識を活かす事は出来ず、むしろ知識に囚われて柔軟な発想が出来なくなる、 いわゆる「頭でっかち」の状態になることを恐れたからです。
 まずは実地で経験し、そのプレイ結果詳細を纏めることによってその経験を次のプレイに活かす。 そしてその実地経験の質を高めるためなるべく遠くの土地のアウェイを選んで遠征するように心がけていました。 人狼会開催が少ない地方在住の自分にとっては、一定の成功を収める事が出来たと自負していますが、 同時に自分に足りないものが見えてきて独学の行き詰まりを感じるようになって来ました。 という訳で次の段階として戦術論サイトを見まくって、実地からくる活きた経験に理論をプラスしようと四苦八苦している現在です。


その中でも前から参考にさせてもらっているのが
『らす』さんのサイト:人狼の勉強机 です。


 そもそも『らす』さんとの出会いは2016年9月のゆうゆ会でした。 私が【霊媒師】だったときに『らす』さんは占いCO者の一人。そしてとあるプレイヤーに黒出し。 「やったー。これでじぶんがしんだとしょうめいできるー。(棒)」という抑揚の無い『らす』さんの台詞を聞いて、 (うわー。【狂人】くせー。) と必死に黒出されプレイヤーの処刑を回避すべく発言しましたが結局処刑。霊媒結果は当然の白。
 翌日は当然『らす』さん吊りを提案し「どうせ【狂人】だと思いますけどね。」 と私が発言した後の『らす』さんの 「『くわーく』さんは霊媒結果を伝えることは出来ません。明日は生きていませんから。」という予言が秀逸かつ戦慄。 台詞を聞いた私の反応は(何言ってんだろ?)だったのですが、 「予言」と書いたとおり実際私はその夜に襲撃死して村を去ることとなりました。 後で『らす』さんが教えてくれたのが「【騎士】は既に襲撃死しており、霊媒は噛めると【人狼】側に教えた。」 という内容。自分とは違うものが見えているとまさしく驚愕したことを覚えています。



その当時に読んだのが
「人狼が誰かを知っている」と言う役職人狼の特性からくるゲームの進め方について


これまで自分が【人狼】陣営で騙るかどうかは、騙るテンションがあるかどうかで決めていました。 潜伏役職が生きているかも運任せ。騙るかどうかもテンション次第の運任せというずいぶんフラフラした【人狼】だった自分が、 と『らす』さんとこのブログとの出会いで大きく意識が変わりました。


続いて最近読んで参考になったのが
人狼における盤面操作のやり方(基礎編)


「他人や自分に対する白黒判断をコントロールして行く」という意味の「盤面操作」。 所謂【リア狂】という不名誉なあだ名が付いてしまう【村人】のミスリードもあるのですが、 通常は【人狼】側が意識的に行っていくものです。


この記事を読んで真っ先に思い出した自分の体験がこれ。
くわーくの草人狼:第9回丹波橋人狼 第4回戦目


このゲームでは自分が発した「残念ながら単独霊媒CO者さんが白通知です。」との台詞から、 「何でもっと残念がらないんですか!?黒い!」【人狼】2人と【村人】1人から ボッコボコのサンドバッグ状態になりながらも真占い位置に収まるという世にも奇妙な体験をした思い出深いゲームです。
 結局サンドバッグになったのは【人狼】側が占い真贋をつけた状態で発言しているからなのですが、 自分が真占いのポテンシャルを発揮する事無く村惨敗となってしまったのは、 上記の自分の台詞1つでこんなにも果敢に殴りかかってくる【人狼】が居る事を全く想定していないからなのです。 所謂「別領域からの刃」です。
 【人狼】側は私『くわーく』の真目を下げるという「盤面操作」には失敗したものの、 「盤面操作をした(占い真贋付いた状況で殴った)」という事実を村陣営に共有させなかったというところが【人狼】側勝利に繋がったポイントです。 【人狼】側と【村人】側との共有のズレ、あるいは村陣営同士での共有のズレ、こういったものが人狼側の盤面を作っていくんですね。 現在自分に最も足りない【人狼】側で勝つ方法を埋めてくれるものが 『らす』さんのサイト人狼の勉強机なのです。


※『 』はプレイヤーネームです。【 】はそれぞれ【村陣営】【狼陣営】【第三勢力】の役職です。