2016-10-09 第46回大阪リアル人狼会 大阪北区


 大阪北区にあるトイラボカフェへ2015年10月以来1年ぶりの参加です。 1年前はろくに議論に参加することも出来ず正直自分の力の無さを痛感し、なおかつ帰宅後に風邪引いて熱が出るという惨敗っぷり。 まだまだ大阪進出は早かったと思い知らされましたが、1年後にまた戻ってこようと密かに心に留めておきます。 そして2016年9月の第7回ことな人狼会で主催の『きねちん』さんと同卓した事からあらためてリアル人狼会への参加を決意。 ピタリと推理が当たったゲームもあれば惨敗を喫したゲームをありましたが全体的には自分の1年間の成長振りを感じる事が出来て、参加できてとても良かったです。

第1回戦目 18人村でキレッキレな推理をした村人 

狼4、狂1、占1、霊1、騎1、恋人2、村8、
※初日占い有り。【騎士】の連続ガード有り。一斉投票。


 私のプレイスタイルはカットマンスタイル。初日から積極的に発言する事は無く、チャンスボールが来た時に発言していくタイプです。 また、私の推理の軸は「人読み」・「反射」・「バランス」の3点です。
 「人読み」はその人の挙動や性格を読んで陣営判断をするものであり、ロジック(論理)とは全く正反対のインプレッション(印象)派と言えるでしょう。 ちなみにロジカル(論理的)な思考が苦手な事はこれまの経験で充分に把握しています。
 「反射」は狼陣営が誰かを直接推理していく思考法ではなく、村人陣営が誰かを1人以上推理してそこから狼陣営の範囲を狭めていく思考法です。 村置きの論拠は前述の「人読み」や私自身の考えと共感できる部分や、村陣営として発言しているか、ターニングポイントとなる発言をしているかなどで判断します。
 「バランス」は村全員を「多弁」と「寡黙」に分けてこれまでの処刑先・襲撃先・生き残っている人員から残り【人狼】 が多弁側と寡黙側でどの程度残っているかを仮定する方法です。
 このことから早期処刑さえ回避できれば、発言数の少ない私は狼の脅威ではなく早期襲撃死する可能性は低いポジションです。 また、ロジカル(論理的)思考や役職CO者の分析が苦手な私は、役職CO者が一掃された後半に活躍の場があります。 このプレイスタイルと推理方法の組み合わせはぴったりマッチしていると思われます。※ロジカルを鍛えるのが一番なんですがね・・・。





 さて、1回戦目に引いた役職は無難に【村人】。占い2-霊媒2COで、占いは2人とも別々の人物に黒出ししています。 まずは両黒出し先を2日間かけて処刑し1【人狼】を必ず葬り去る作戦です。 2日目に夜には占いCO者の1人が襲撃死したため、もう1人の占いCO者も3日目に処刑。 村の流れとしては霊媒CO者である『サンジィ』さんが真霊媒ではないか?との流れになりかけましたが、 それに『アンラッキー』さんと『おっくう』さんが3~4日目あたりで異議を挟み、 それに『てらぬー』さんが同調する形で5日目に『サンジィ』さん処刑となり、その夜『アンラッキー』さんが襲撃死。 6日目には占い・霊媒CO者は全滅で残り8人、そのうち恋人CO者2人。 私は予定通りというか予想通り生き残っています。 確定事項としては残り【人狼】は2人以下。 これまで昼のターン最初の「おはようございます。」しか発言していない私は発言の機会を貰い推理を発表します。


「多弁と寡黙に【人狼】が1ずついると思います。」


「『ヒューイ』さんと『しゃもじ』さんの寡黙2人は判らないのでローラーします。」


「『おっくう』さんと『てらぬー』さんが多弁側です。」


「『アンラッキー』さんを村置きしていました。」


「流れを変える発言をしたのが『アンラッキー』さんと『おっくう』さんです。」


「『てらぬー』さんはバランスを取った発言しかしていないように思えますので、 多弁側の【人狼】だと考えます。」


「『つんこ』さんはニュートラルです!」


 私の推理内容詳細を記載していきます。まず占い霊媒CO者4人はいずれも初対面もしくは対戦情報が全く残っていないプレイヤーです。 「人読み」も使えずロジカルが苦手な私は早々にCO者の真贋判定を放棄します。 代わりに村の議論を聞いてその内容から推理していきます。その推理方法は上記に書いたように「反射」。 その中で注目したのが「サンジィ」さん真霊媒からの流れをかえる「おっくう」さんと「アンラッキー」さんの発言。 以降は「アンラッキー」さんの発言に注目します。その結果は村のために真剣に推理・発言している感が感じ取れて『アンラッキー』さん村置きです。 「サンジィ」さんの言動にも注目しました。真剣に抗弁する様から窺える第1感は【人狼】っぽいなというもの。 しかし人読みが出来ないため今回の判断の材料にはせず、4CO者のうち2人外を排除すべく粛々と役職ローラーを進めます。 6日目に『アンラッキー』さんが襲撃死したのは残念でしたが、自分の推理の軸(『アンラッキー』さん村置き)が外れていなかった事に安堵します。 続いて6日目現在での恋人(前日に恋人CO済)2人を除いた6人の内訳バランスと残り2【人狼】について考えます。


多弁側:『おっくう』さん『てらぬー』さん。

寡黙側:『ヒューイ』さん『しゃもじ』さん『くわーく』。

中間側:『つんこ』さん。


 多弁側・寡黙側に【人狼】が固まっている場合はもう少し逆陣営が少なくなると思うのですが、 今回はバランスよく両陣営が残っているので残りは多弁1・寡黙1と仮定します。 続いて1年前に同卓した『つんこ』さんの「人読み」をします。
 前回『つんこ』さんが【人狼】だった時に私の推理内容に快く賛意を示してくれて、 その結果誤誘導を受けて村敗北した事が2度もあり、今回は発言に注目をしていました。 しかし今ゲームの『つんこ』さんは特に何か目に留まる発言をすることも無く、私の発言にも特に反応がありません。 もし『つんこ』さんが【人狼】であればもっとがんばって積極的な発言をするかと思えるのですが、 誰が狼か判らず戸惑っている村人のように感じますので『つんこ』さんを村置きします。
※もし『つんこ』さん初対面で「人読み」が出来なかったら、寡黙置きしてローラーが3人に増えて大変でした。
 最後に多弁側の【人狼】について。 流れを変えたのは間違いなく『アンラッキー』さんと『おっくう』さんであり、『てらぬー』さんは2人とは別の位置にいると感じました。 そう考えると『アンラッキー』さんが襲撃死した前夜のタイミングでは、『おっくう』さんが【人狼】だとしたら『アンラッキー』さんをまだまだ利用できるので襲う理由はありません。 もっと終盤になってからの場合でしたらあえて逆の噛み筋も有り得るのですが、まだまだ中盤なのでストレートに『アンラッキー』さんを脅威と感じて噛んだと思えます。 と言う事で『てらぬー』さん自身が怪しいわけではないのですが「人読み」と「反射」と「バランス」の結果、消去法で『てらぬー』さんを狼置きです。

 これまで「おはようございます。」以外発言していなかった人物からいきなり 多弁とか寡黙とか流れを変える発言とかバランスとか言われて、 しかもそれが何故か的中している場合の相手の心中はいかばかりでしょうか? ロジカルな指摘にはロジカルで反論出来ますが、こんな訳の判らない内容では反論のしようもないかと思います。 論拠を示すのが難しいインプレッション派ですが、相手の反論も許さないのが強みであると実感しました。


役職CO者の考察が記載されている
『アンラッキー』さんのレポートはこちら

※同じゲーム内容でも全く趣が変わっています。



ちなみに推理を大外しした哀れな末路はこちら
ことな人狼会 in 兵庫 5回戦目



※『 』はプレイヤーネームです。【 】はそれぞれ【村陣営】【狼陣営】【第三勢力】の役職です。