2016-07-03 第29回 対面!人狼ゲーム in 名古屋


 今回は愛知県名古屋市中区の人狼会へ参加です。以前からホームページ(※リンクは下記)は拝見していて、以前からサークルの存在は知っていました。 しかし、土地勘のある名古屋は後回しにしようとの私の思いと、加えてここは開始1ヶ月前には予約が埋まってしまう盛況振りですので、参加タイミングが合わず延び延びとなっていました。
 伊勢から名古屋へは自動車でも電車でもどちらでもアクセス可能です。自動車移動なら当日往復は厳しいので、前日下道で3時間移動で車中泊して当日は高速移動2時間で帰宅。 電車なら急行片道2時間で当日往復も可能。結局前日前乗りする体力と気力がなかったので当日電車移動することに。

 開催場所は名古屋駅から地下鉄1駅分離れたところ。地下鉄1駅は歩いてすぐなので徒歩で移動。 会場はいわゆる雑居ビルのレンタルスペースなので判りにくいのですが、入り口前にはプラカードを持ったスタッフさんがお出迎え。 迷う事無く会場へと案内され、ゲームを始める前から運営さんの心遣いがみえました。
 今回は参加者50人規模でスタッフさんは10人程。女性も4割弱参加していたと思います。 受付で小ルームで1卓と大ルームで3卓経つと教えてもらいましたが、 違いが判らなかったので「どちらのルームでもいい。」旨を伝えたところ、大ルームへと案内されました。 開催回数も多く、かなりのベテランプレイヤーさんも多数いらっしゃるようですので、 初体験・初心者さんは素直に初心者COして初心者卓希望の旨を伝えたほうが良いと思います。
 そして大ルームへと移動。開始まで間があるのでまだ人はまばら。手前が初心者卓、奥がガチ卓、真ん中が中間卓のようです。 無難に中間卓へと座ります。その後に続々と他プレイヤーさんが着席するのですが、ガチ卓から溢れてきているのか、 「この卓、ガチ卓になってる!」との叫びが。結果から言うとはい、結構なガチ卓でした。 13人でしたが初心者4、ドライブマンスタイルなガチ勢4以上、残りは中間あるいはドライブマンではないガチ勢という面子構成。 ここでも運営さんの心遣いがみえました。
 3回戦目。早々に処刑されて夜のターンに音消しのマラカスを振っていると、主催の『OSAMU』さんが私のところへ 「マラカス振ってくれてありがとうございます。」「どうです?楽しんでますか?」と声がけしにきてくれました。 多分私は「楽しんでますよ。」的な返事をしたかと思います。下記の3戦目レポートの処刑後だったので村の行く末がどうなるか一番ドキドキしている頃合でした。 実は2戦目終了時、喋れなかった初心者さんとスタッフさんが交代しています。さらに3戦目終了時にも、他の初心者さんと別プレイヤーさんが卓換え交代しました。 スタッフさんが初参加者の動向に目を配り、馴染んでいなければさりげなく卓換えをする気遣い。 『OSAMU』さんの声がけもその一環なのだと判りました。 新規参加者もベテランプレイヤーも雰囲気を損なうこと無く皆で楽しめる、GMはゲーム進行だけではなくこういう気配りも必要なのかと本当に感心しました。

 続いてはゲーム内容と独自ルールについて。配役は基本役職のみのオーソドックスな13人村。 ホワイトボードとペンを渡され、投票はそこに記載。メモは自由。GM側では何も記載しないのでCO者一覧などは自分でメモします。 さらに、投票時間は別で設けられることはなく議論終了後にすぐ投票者発表となるので、議論時間中に投票先を書いておく必要があります。 する事・書く事が多くスピーディな試合展開なのでのんびりしていたら時間が足りません。
 この独自ルールに伴い、独自の戦術が見受けられました。 例えば、初日役職CO者を募る際も「まず占いを出す」など役職毎にCO者を募るのではなく、 占い・霊媒の区別無く同時にホワイトボードへ占い先結果も含めて記載し一斉に発表するというホワイトボードCO・ホワイトボード結果発表。 役職毎に募るより圧倒的に村有利のように思えます。 そのほか議論時間内に投票先をホワイトボードに書いて皆に見せて主張・誘導するというホワイトボード誘導。 正直ゲーム性を把握して慣れるのに精一杯でホワイトボードを操りきれませんでしたが、今までとは違うゲーム展開で面白かったです。
 このルールの良いところは、とにかくプレイ時間が短いこと。13人村の3時間半で実に6回戦行う事が出来ました。 スパンが短く繰り返すことで惨敗を喫しても後へ引きずる事無くプレイ出来ることも魅力です。



対面!人狼ゲームサークルさんのサイトはこちら


第3回戦目 13人村で真を取れたけど処刑された狼 

狼3、狂1、占1、霊1、騎1、村6、

 ようやくスピーディな展開になれ始めてきた3戦目。前回までは初日占い+連続ガード有りでしたが、今回から初日お告げ(白通知)+連続ガード無し。 ここで初の【人狼】を引きます。 狼仲間を確認すると今回より参加のスタッフ『えぬ』さんと初心者さん。 初心者さんやスタッフさんに任せるよりは自分かな?と霊媒騙りを宣言して作戦会議終了。

 恒例となった初日ホワイトボード役職CO。早速【霊媒師】と書き込みますが、 「連続ガード無しになったので、そこのところを良く考えてほしい。」との村側意見。 全くもってその通りと【霊媒師】を消して「なし」に書き直し。 で、ホワイトボードCOの結果は霊媒1CO(以下『真霊』さん)。占い2COで一人は『真霊』さんに白出し(以下『霊白』さん/もう一人の占いCO者は以下『村白』さん)。
 霊媒出たんだーと思いながら、率直に『真霊』さんに「なんで出たんですか?」と聞いて軽くジャブを打っておきます。その答えは「【霊媒師】だからです。」との弁。 あまり出ない方がいい的な雰囲気で何故出たのかを知りたかったのですが、あまり深くは追求しません。この状況で初日霊COするかまだ決めていなかったからです。 『真霊』さんを攻撃しすぎて役職感が透けた上で潜伏生存していると、何故襲われないのかと疑われかねないと思ったからです。
 しかし状況を見ていると、どうやら『真霊』さんメイン進行になりそうな雰囲気。 このままでは真取れなさそう(真【霊媒師】だと信じてもらえなさそう)と思い、残り時間1分で私も霊媒COします。 すると村側から「さっき『何で出たの?』って聞いてた。絶対『くわーく』さん真霊媒。」と心強い援護射撃が。 私も「出ない方がいい雰囲気だったので、一回【霊媒師】と書いたのを消して書き直した。」とアピール。ほぼ満場一致で『真霊』さんが処刑となりました。 これほどまでに賛同されるとは思っておらず、ジャブかましておいてよかったと夜のターンに向けて顔を伏せます。

 夜の襲撃ターンとなり仲間と一緒に顔を上げます。『えぬ』さんから『村白』さん襲撃を提案されます。 全く【占い師】の真贋は付いていなかったものの、『真霊』さんに黒塗り(霊媒結果を【人狼】だと嘘の報告)予定だったので、了承して顔を伏せます。
 2日目は【騎士】GJ発生して犠牲者なしで迎えたものの、当初の予定通り『真霊』さんを黒塗りし、 『真霊』さんに白出しした『霊白』さんを【狂人】扱いして早々に『霊白』さんへの投票を呼びかけます。 しかしなんということでしょう!昨日まではあれほど崇め奉られて【真霊媒師教の教祖】にまで登りつめていたこの私に対して、 非難轟々の反対意見続出!逆に私『くわーく』が処刑されてしまうという憂き目に。
 黒塗りがいけなかったのか、占いCO者への投票呼びかけがやり過ぎたのかは判然としませんが、 「GJが起きた以上、占いCO者処刑はありえない。」という意見が多かったように思います。 もしGJが起きなければ呼びかけが成功したかどうかは永遠の謎です・・・。 その後、初心者さんは処刑されたものの『えぬ』さんが最終日も乗り切って【人狼】側の勝利。 狼陣営で勝つのは本当に嬉しいですね。


第6回戦目 13人村で爽快感溢れる占い師 

狼3、狂1、占1、霊1、騎1、村6、

 このところ【村人】ばかりでたまに【人狼】という日々の中、本日のラストゲームで引いたのは【占い師】。実に20試合以上ぶりに役職を引きました。 初日お告げは『C.K』さん。4回戦で私たち狼グループが3潜伏していたのを全て見事に的中した観察眼するどいプレイヤーさんです。 実に心強い白通知を受けたと思いながら、初日ホワイトボードCOでは私は即座に潜伏を選択。 これまでの5ゲームで私は一度も占いCO者から占われずかつ襲撃されずと完全ステルス状態だったからです。 ホワイトボードCO結果は霊媒COした『ゴトー』さん1人で、占いCO者は1人もいません。
 初日投票先は『ゴトー』さんが指定することになり、指定したのは『助手』さん。すると指定された『助手』さんが占いCO。 そこへ「占いCO時にまず『○○さん白通知。』という言い方をしたので信頼できる。」と『ホームズ』さんと『のりべん』がフォロー。 私は『助手』さんを狼置きして、それをかばった『ホームズ』さんか『のりべん』さんを占うことを心に決めます。
 続いて『ゴトー』さんが指定したのは『りゅうのすけ組長』さん。すると何と『りゅうのすけ組長』さんも占いCO! 正直どちらが【人狼】でどちらが【狂人】なのかは全く判らず。 『りゅうのすけ組長』さんは「他に占いCO者がいれば出てほしい。」とアピールするも、ステルスする気満々の私は出るつもり無し。 しかし、私の白通知先である『C.K』さんも「いれば出た方がいい。」というので方針転換してここで私も占いCO。 潜伏する自信があったことと『C.K』さんが言ったから出てきた事を散々アピールして結構真目で皆さんに見られたのかなとは思います。

 結局初日はグレー投票となり夜のターンへ。状況が違ってきたため最初に決めた2人を占おうか迷いましたが、 かといって他の占い先も思い浮かばず、当初の予定通り『ホームズ』さんを占うことに。結果は白判定でした。
 迎えた2日目。襲撃死したのは『助手』さん。これで『りゅうのすけ組長』さんが【人狼】確定です。 『助手』さんが【狂人】だと判った今、『のりべん』さんを占うことにあまり意味は無く、 2日目は誰を占うか考える事に全神経を使い、発言する事無く夜を迎えます。その夜の占い先で見事【人狼】を発見。
 3日目の昼。恒例のホワイトボード結果発表は私も『りゅうのすけ組長』さんも別々の人物に黒出し。 そして何と!昨夜処刑者の霊媒結果は黒通知!【人狼】が全員見つかってしまいました。 占い先に全神経を使っていたので正直昨日の投票結果は適当だったのですが、私の投票先が処刑された【人狼】だったため、 私の信頼度はアップ。ここで初のホワイトボード誘導で『りゅうのすけ組長』さんの黒出され者(以下『黒出され』さん)に、私の黒出し先への投票を呼びかけます。 しかしなんということでしょう!『のりべん』さんから『りゅうのすけ組長』さんへ投票するホワイトボード誘導が! 上記3ゲーム目で【真霊媒師教】の教祖から転落した私にここまでの信頼度があるとは逆にビックリ。 もちろん私に否はなく喜んで求めに応じてホワイトボードを書き換え、『黒出され』さんにも書き換え依頼。 翌日は私の黒出し先が無事処刑され村陣営勝利で終わりました。役に立った充実感での勝利で締めくくれると本当に気持ちいいですね。

※『 』はプレイヤーネームです。【 】はそれぞれ【村陣営】【狼陣営】【第三勢力】の役職です。